12月6日は「安全を考える日」
㈱笠原建設では、毎年12月6日を「安全を考える日」に制定しています。
平成7年7月11日の梅雨前線豪雨により、姫川などの河川が氾濫し、国道148号線の新国界橋のほか、JR大糸線なども流出する大災害が発生しました。この災害復旧工事の最中、平成8年12月6日、蒲原沢で大規模な土石流が発生し、工事に携わる人たちを押し流すという大惨事が起こりました。
当社は、最上流部で林野庁の治山ダムを施工していましたが、この災害により、弊社の協力会社の3名が亡くなられました。また、下流部で工事をしていた方たちも逃げることができずに、合計14名の尊い人命が奪われるという大変痛ましい災害となりました。
地域の災害をなくすための仕事で、災害に遭い、大切な仲間を失ってしまいました。この災害の教訓を風化させることのないよう、当社は毎年12月6日を「安全を考える日」に制定し、全社一丸となって安全に取り組んでいます。
今年で災害から23年が経ちました。朝礼のあと、総括安全衛生管理者の清水常務と葛葉の現場責任者のYさんが蒲原沢の慰霊碑に赴き、黙とうを捧げました。
投稿日|2019.12.06