移動式リサイクル機械を現場に設置し、工事現場内でのリサイクルにも力を入れています。
 建設現場で発生したコンクリート塊や低品質土を現場外へ運び出すことなく、現場内で使用できる再生砕石や改良土に再生します。
 現場内作業のため運搬費や材料費の削減になる他、ダンプトラックでの運搬が減ることで現場周辺地域の交通量や排出ガスの抑制となり環境負荷低減を図ることができます。

移動式クラッシャー(移動式中間処理施設)

 必要なときに現場に移動式破砕機を設置し、ミニプラントとしてコンクリート塊の破砕、再生砕石の製造を行います。現場からのコンクリートガラの搬出や、プラントからの再生砕石の搬入費用のコストを軽減できる再生工法です。(中間処理施設の許可有り)

自走式土質改良機《ESR工法》

 工事現場に自走式土質改良機を設置して固化材を添加し、現場で発生した低品質土を目的に合わせて改良します。プラント方式の機械内混合なので、周辺環境への影響を低減でき、均一で高品質な土質改良が行なえます。

特長
  • 対象土と固化材の混合ムラが少なく、混合品質の良い改良土が得られます。
  • 従来工法に比べて固化材使用量を低減できます。
  • 自走式のため、土砂発生現場で作業が行なえ、場内の横持ちコストを低減できます。
  • コンパクトな自走式土質改良機ですが、プラント並の大作業量です。
  • 低粉塵、低騒音なので、周辺環境に優しい改良施工が可能です。

移動式クラッシャー+自走式土質改良機《GRソイメント工法》

 現地で発生した岩塊・礫をクラッシャーで粒度調整し、液体添加装置と自走式土質改良機によりソイルセメントを製造する工法で、均一混合と工期短縮が可能です。

特長
  • 現地発生土の利用:破砕機併用により現地発生土砂を100%近く利用できます。
  • (資源の有効活用及び環境負荷の低減に有効)
  • 工期の短縮:およそ190m3/日の製造が可能で、施工効率と生産性が高まり工期短縮となります。
  • 経済性:装備は自走式であり大掛かりなプラント建設が不要です。
  • 混合物の品質:確立した配合設計手法に基づき、発生土・セメント・水を計量撹拌混合し、信頼性の高い混合物を生産します。
  • 配合設計:配合設計マニュアルに基づくため、単位水量の設定と土質改良機による製造配合を容易に決定できます。