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技術研修

こんにちは。

当社では、日々現場における技術の向上や伝承を目的として、教育の機会を設けています。

今日は、Mシニアエンジニアと、土木部Kさん・Oさん、S班のIさん・Hさんです。

研修現場は、万年雪が残る「権現岳」です。 糸魚川ジオパークのサイトの1つです。

 

・・・と思ったら、雪が無かった!? 今年の猛暑の影響でしょうか?

 

今日の研修内容は「測量」です。重機搬入路で使用した面積の測量を実施します。

昨今、測量機器の進歩のおかげで、スイッチを押すだけで自動的に測量が行われますが

今日実践するのは、いわゆる昔ながらの「コンパス測量」をやってみます。

用いる道具はこちら。 ポケットコンパス・スチールテープ・ポール・測量杭です。

Mシニアエンジニアが入社したころは、この測量方法が当たり前に用いられていました。

林野庁の林野測量の方法です。

最近入社したばかりの若手技術者にとっては、テキストすら無い方法で

かえって新鮮で難しいものかもしれません。

Kさんが目標への水平角と仰角を測定します。

こちらは、Hさんが目標にポールを立てています。

S班のIさん。 重機搬入のために抜いた木を、丁寧に元に戻しています。

こちらは、「雪崩誘導堤」です。高さは8m。

万一の時には、雪崩が集落の方向へ行かないように、この壁が役目を果たしてくれます。

 

誘導堤の上部に据付られた工事銘板・・・  昭和61年に、当社が施工した記録です。

現在のK機工部長が、若かりし頃に担当したんですって。

壮大な土木工事でもあり、地域における防災・現在を担う地域のための事業でもあります。

これから降雪の時期を前に、山の現場を無事測量できました。

今回の「林野測量」は、滅多にない事例です。

若い技術者に伝承するためにも、良い経験となりました。

投稿日|2023.10.26