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現場紹介 ~県境の法面工事~

こんにちは。
現在、長野県との県境近くでは、脆弱な法面を補強する工事を行っています。

こちらは蒲原沢(がまはらざわ)の現場です。

斜面に法枠(のりわく)と呼ばれるコンクリートを枠状にした構造物を建設するために、
骨となる鉄筋を設置していました。
上を見上げると、職人さんがすべて手作業で鉄筋を連結しています。

振り返った眼下は急な崖となっていて、高所が苦手な人にとっては恐怖を感じるほどです。

夏場は草木が生い茂り、写真では少々分かりづらいのですが、
手前の山の左上側から右下側に向かって沢が流れ、谷を形成しています。
今立っている蒲原沢の現場は長野県、沢を挟んだ反対側が新潟県です。

続いて、葛葉(くずば)の現場です。

こちらも法枠の鉄筋が組まれ、上部からコンクリートの吹付が始まっていました。
先ほどの蒲原沢と少し形が違い、交点にはアンカーを挿入するための管が設置されています。
同じ法枠工でも、地盤の状態や目的によってその場に合った工法が採用されています。

現場には、熱中症対策でこんな「避暑地」もありました。

暑さの中、のぼり旗に誘われて中に入ってみると、飲み物や氷旗が設置されていました。
保冷庫にアイスを入れている日もあるそうです。
氷旗を見ただけでも少し涼しくなった気がする、素敵な工夫です。

来週から9月です。
残暑に加え、台風の影響も心配されます。備えを万全にして週末を迎えましょう。

投稿日|2024.08.30